ご挨拶
アジャストは、医療・保険分野の情報サービス企業として、2021年で創業40周年を迎えました。IT黎明期のスタート以来、スマートフォンが当たり前のように普及した今に至るまで、社風としてあるのは「問題解決に向かうチャレンジ精神」です。ヒューマン・インターフェース、すなわち人と機械がスムーズに情報をやり取りできるように間に立ち、数々の課題を解決するごとに、知識と経験を積み重ね、強みとしてきました。
現在は、医師や専門家の協力のもと、多くの医療相談サービスの提供や意見書の作成をしています。ターニングポイントとなったのは、2007年からスタートした「手術ナビ」です。従来、保険契約者に適正な保険金を支払うためには、経験を積んだ保険会社の査定業務専門家が必要とされてきました。しかし「手術ナビ」は、医師や専門家の知識をデータベース化し、ノウハウを組み込むことで、専門家や経験者でなくてもルールに基づいた査定業務を行える独自のシステムを構築しました。この「手術ナビ」をはじめとして、「医療情報ナビシリーズ」として6つのシステムを提供し、好評をいただいております。
当社が目指していることは、医療という専門性の高い分野で、人と保険の関わりがよりスムーズになることです。具体的には、医療機関と保険会社では、それぞれに使う用語が違うことが多く、このずれが、保険金の査定や保険契約者への適正な保険金支払いに影響を与えるケースがあります。「医療情報ナビシリーズ」のシステムでは、解釈の違いをルール化した、客観的でわかりやすい表現のレポートをもとに、均質な保険金の査定をすることができます。
今後も、多くの方々にスピーディで理解しやすい情報提供をしていきます。そして、立場の異なる人同士が、双方の考え方を分かりあえるようなコミュニケーションツールを開発、運営していきたいと考えています。